ほんの一瞬でいい。隙を作り、あの方の懐に入れればいい。
そう。これは、賭けだ──。


ずっと後悔していたことがある。
ずっと、ずっと、伝えたかった想いがある。
ずっと、ずっと、聴きたかった言葉がある。
だから、今、それを貴方に、私に、永遠に刻もう。

鋭く伸びた爪を備える、しなやかな指に唇を寄せ、一息にソレを引き寄せた。
狙うは左の胸。もうスベテを終わらせよう。

「私は、貴方を、愛していたのですよ…」

最期の口付けは甘い血の味がした。

「…まったく、おれもおまえも大馬鹿だな…」


ほら、目を閉じたら、二人だけの楽園がある。




…↑は抜粋ですが…死ネタになってしまった…。(汗)
うん、いやね、絶対明るい話にはなりようがないんですが、ここまで完全にバットエンドは…。ユダ氏もシンちゃんも死んじゃうのはどうなんだろうか。

堕天使にとっての弱点を勝手に設定!!
シンちゃんは最初から死を覚悟してたのだけれど。



死ネタはこの二人でしか書けないんだろうなー…。

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